ベーカー嚢腫

ベーカー嚢腫

ベーカー嚢腫とは膝の裏にある関節液(滑液)という液体を含んだ滑液包が炎症を起こし膨らむことです。 膝の裏側には小さい滑液包が複数あり、過剰な摩擦や圧迫が加わると炎症が起こり痛みを生じます。 関節液の分泌量が多くなると、滑液包に過剰な関節液が溜ることにより生じる腫瘤です。

・滑液包は、関節が動くことにより生じる腱や靱帯の摩擦や関節への衝撃を和らげる働きがあります。潤滑油(滑液といいます)がはいった袋で、様々な関節の近くに存在します。 膝関節にも10数個の滑液包があるといわれています。

歴史的にベーカーという人が結核菌による膝関節炎に合併する嚢腫として初めて紹介したため、このような名前がついています。実際は、結核菌による関節炎よりも、変形性膝関節症、慢性関節リウマチといった膝の関節炎に合併して起こることが大半です。

原因

・関節液がたまる原因には、関節リウマチ、痛風、加齢による変形性膝関節症、ランニングなどによる膝の使い過ぎや、体重増加などがあります。 悪性の腫瘤ではありませんが、中年の女性に多く発症します。

治療

・整形外科等では特に症状が無ければ治療する必要はありません。自然に治癒することが多いです。膝関節の可動域制限や痛みがある場合は穿刺を行います。再発することもあるため手術を行うことは少ないです。

・当院ではハイボルテージ治療の高電圧電流による電流刺激を、皮膚に抵抗を与えずに深部組織まで到達させ、直接患部の炎症の抑制、痛みの軽減、治癒力の促進する治療法です。 身体の奥深い患部への直接のアプローチができるため、鎮痛効果と即効性が望めます。

 

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